一般皮膚科 hifuka
湿疹
- 湿疹
- かゆみを伴う赤み、小さい水ぶくれ、かさかさ
- 接触性皮膚炎
- 金属、植物、髪染め、湿布剤
- 脂漏性皮膚炎
- 頭、顔、脇、胸に軽度のかゆみとかさつき赤み
- 貨幣状湿疹
- すねに生じる赤く丸い発疹でじゅくじゅくする
- 自家感作性皮膚炎
- 貨幣状湿疹や接触性皮膚炎があり、掻き壊して全身に拡大したもの
- うっ滞性皮膚炎
- 静脈の流れが悪く足首に生じる発疹
- 皮脂欠乏性皮膚炎
- 冬に生じ、すねに好発する乾燥と痒み
- 汗疱（異汗性湿疹）
- 春、夏の汗をかきやすい時期に手の平、手指、足指に小さい水疱が生じ痒みや痛みを伴う
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者さんの多くはアトピー素因（家族歴または既往歴：気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎を持つ、IgEを産生しやすい素因：遺伝子）、皮膚バリア機能の低下
蕁麻疹
- 蕁麻疹
- 虫刺され様に赤く腫れて痒みを伴うが、数時間後に発疹があとかたなく消える。掻くと赤い線状に盛り上がる
- 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー
- 原因食物を摂取後に運動などをすることによりアナフィラキシーを発症するアレルギー
- 口腔アレルギー症候群
- 果物、食物、魚介類が原因となることが多く、口の中や唇に違和感痒みが生ずる。果物や野菜が原因の際は花粉との関連がある
紅斑
- 多型滲出性紅斑
- 細菌、ウイルス感染によるアレルギー、薬剤に体するアレルギー、悪性腫瘍、食物などが原因となって腕、足に左右対称性に赤い発疹が多発する
- 結節性紅斑
- 細菌、真菌、ウイルス感染などに関連してすねを中心に左右対称性に赤く痛みを伴うしこり
紫斑
慢性色素性紫斑病：膝下に生ずる赤い点状のぶつぶつと茶色っぽい発疹血管炎
- アナフィラクトイド紫斑
- 上気道感染の１〜３週後くらいに足に点状の紫や赤い発疹が生じる
物理的、化学障害
- 日光皮膚炎（日焼け）
- 陽にあたってから１２〜２４時間すると真っ赤になりひりひりする
- 放射線皮膚炎
- 放射線治療により生じる。急性（早く生じる）と慢性（数ヶ月後に生じる）がある
- 熱傷
- 蒸気、お湯、アイロン、カイロなどによる
- 凍傷
- 冬に手足が冷たい人に生じやすく、手足指が赤〜赤紫になり腫れて痒みや痛みが生じる
- 鶏眼、胼胝
- スポーツや職業、靴などで手足の特定の部位い圧が反復性に加わることにより皮膚が硬くなり強い痛みが生じる
薬疹
薬剤の摂取が原因で発疹を生じた疾患の総称
薬剤の全身投与（内服や注射）によるものを指し、外用によるものは接触皮膚炎として扱われます。
固定薬疹、重症薬疹、薬剤性過敏症症候群（DIHS）
水疱症、膿疱症
- 掌蹠膿疱症
- 扁桃炎、虫歯、中耳炎、胆嚢炎などの病巣感染が原因となり、手の平や土踏まず、踵に小さい水ぶくれ（水疱）を生じ、皮膚が剝ける
角化症
- 乾癬
- 頭皮、肘頭、膝頭など刺激を受けやすい部位に生じやすく、赤い発疹の上がかさかさしている
水疱症、膿疱症
- 掌蹠膿疱症
- 扁桃炎、虫歯、中耳炎、胆嚢炎などの病巣感染が原因となり、手の平や土踏まず、踵に小さい水ぶくれ（水疱）を生じ、皮膚が剝ける
膠原病
SLE、 強皮症、 皮膚筋炎
母斑
メラノサイト系母斑：いわゆるホクロ、 表皮母斑、 脂腺
皮膚良性腫瘍
脂漏性角化症、 表皮嚢腫（粉瘤）、 石灰化上皮腫、 汗管腫、 皮膚線維腫、 ケロイド、 脂肪腫、 被角血管腫、 血管拡張性肉芽腫、 グロムス腫瘍
皮膚悪性腫瘍
有棘細胞癌、 日光角化症、 基底細胞癌、 悪性黒色腫
皮膚付属器疾患
汗腺：汗疹、汗疱、多汗症（重症原発性腋窩多汗症）
脂腺：ざ瘡、酒さ
毛髪：円形脱毛症、男性脱毛症
爪：爪甲下出血、爪甲剝離、陥入爪、厚硬爪甲
細菌感染症
とびひ（伝染性膿痂疹）、 丹毒、 蜂巣炎（蜂窩織炎）、 化膿性爪囲炎（ひょうそ）、 膿皮症
真菌感染症
白癬、 カンジダ感染症、 マラセチア感染症
ウイルス感染症
単純性疱疹（ヘルペス）、 水痘（みずぼうそう）、 帯状疱疹、 手足口病、 ウイルス性疣、 伝染性軟属種（みずいぼ）、 ウイルス性発疹
その他
虫刺症：カ、ブユ、アブ
昆虫による皮膚炎：毒蛾皮膚炎、カイ癬、マダニ刺咬症、頭ジラミ症